縞状鉄鉱層(しまじょうてっこうそう)が印象的なストロマトライトの球体ポリッシュ標本です。
ストロマトライトの模様は、いわば地球のダイナミズムの結晶です。数十億年前、シアノバクテリアと呼ばれる細菌が光合成を行ったことでそれまで酸素の少なかった大気中に大量の酸素を生み出しました。その結果、地球環境は激変し、好気性生物(酸素を取り込んでエネルギーにする生物)が主役に躍り出ることになります。
この層の模様は、そのシアノバクテリアの活動履歴なのです。
シアノバクテリアは日中に光合成を行い、夜になると活動を休止し堆積物を固着させます。その繰り返しが、このような層状の模様を成したのです。
なんだか人の顔のようにも見えますね。
塵も積もれば山となると言いますが、シアノバクテリアの活動履歴は、まさにその通り。1日1日の活動がこの繰り返し模様に刻まれています。
直径およそ3.6cm。真丸に磨き上げられた非常に美しい艶。
100円玉との比較。ストロマトライトは現在の地球の大気環境を作り上げた立役者とも言えるシアノバクテリアの活動履歴そのものです。なんとありがたい球体なのでしょう。
価格:
商品ID:ot1170
時代:古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)
産地:Peru
サイズ:直径3.6cm
商品説明:こんなに有り難い球体は他にはない!?ミニチュア地球ことストロマトライト
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