こちらは、米国ワイオミング州のグリーンリバー層で採集された古代魚ディプロミストゥスの良質標本です。2体のうち、写真下側の魚は明らかにディプロミストゥスの特徴を備えています。
一方で、写真左側の個体については、はっきりと種を同定することができません。一見眼窩底に見える空洞もそうではない可能性があり、上下もはっきりしません。
こちらの標本は、明らかにディプロミストゥスの特徴を備えています。すなわち上向きの口。この写真には写っていませんが、一つの背びれと大きく凹んだ三角形の尾ビレ。
こちら2体が折り重ねっています。
ディプロミストゥスはグリーンリバー層を代表する魚の一つです。同じくよく知られているナイティアと同様淡水魚で、時に小型のナイティアを捕食していたとされています。
写真下側のディプロミストゥスの最大の特徴は上向きの口。顎自体が背骨に対して上向きについていることから、水面近くの小型の魚を狙って捕食していたと考えられています。常に上を向いて遊泳していたということでしょう。
左の魚の種名は不明ですが、いずれも保存状態は抜群。ディプロミストゥスと同じ場所で堆積していることから、淡水魚であることはほぼ間違いないでしょう。ディプロミストゥスは広い地域で生息していた古代魚ですが、もっとも保存状態が良いものは、このグリーンリバー層から採集されます。
スタンド置き。
どちらを横向きで飾るかで全く印象が異なります。気分によって向きを変えるのはいかがでしょうか?
価格:
商品ID:ot1156
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:U.S.A
サイズ:本体直線距離11.1cm 10.3cm / 母岩含め全体13.7cm×11.6cm×厚1.3cm
商品説明:ワイオミング州産魚化石、ディプロミスタス(Diplomystus)の良質標本。上向きの口の秘密も紹介。
この商品は売却済みです。
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