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シダと種子植物の中間的存在、種を持ったシダ植物、ペコプテリス(Pecopteris sp.)の葉化石/古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


古生代石炭紀に大発展をとげた(木生)シダ植物も、古生代最期のピリオドのペルム紀に入ると、徐々に変化し始めます。ネクストジェネレーションである裸子植物の特徴を備え始めた植物が現れ始めます。それが、このペコプテリスです。


プテリスと種名の最後に付くのは、たいていはシダの仲間です(プテリスは”羽”の意で、シダ類の葉の形が羽に似ているため)。ペコプテリスも、その例にもれず、プテリスが付いています。ご覧のように、羽のフォルムに似た葉の形をしていることがわかります。


ただ、これまでのシダ植物と決定的に異なるのが、葉に種子の痕跡が見つかっていることです。まさにシダ植物から種子植物(裸子植物)へと変化をしている最中の植物と言えます。


保存状態は抜群です。丸い葉先の形も見て取れます。


いかにもシダ植物といったフォルムをよく見ることができます。


左右15cm強。かなりのサイズ。


実は立体的で浮き出ています。


裏面。


種子を持つことで、受精に水分が要らなくなりました。これにより、種子を持つ植物は湿地帯でなくとも成長することが可能になりました。中生代に入ると、これまで植生が少なかった陸地でも大発展をとげ、現世に近い植生に大きく近づいていきました。その進化の過程を示しているのが、このペコプテリスなのです。

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価格

商品ID:ot1152

時代:古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)

産地:Rhineland-Palatinate,Germany

サイズ:母岩含め全体 幅15.5cm×奥行8cm×厚4.9cm

商品説明:シダと種子植物の中間的存在、種を持ったシダ植物、ペコプテリス(Pecopteris sp.)の葉化石

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