針葉樹の仲間、アラウカリアと思しき樹木の幹が化石になったもの。木の幹の化石を「珪化木(ケイカボク)」と呼びます。
ケイカボクと一口にいっても、さまざまな種類があります。それもそのはず、木の種類の数だけ珪化木にも種類があります。
アラウカリアは現世においても、世界中で発展している樹木です。このアラウカリア、なんと古生代石炭紀には現れ、現世のアラウカリアとそれほど変わらない姿をしていたのではないかと推察されています。生きた化石と言われる所以ですね。
本標本は堆積時に鉄分を十分に含み、全体が赤で染まっています。
年輪が存在することが解ります。
年輪の中心がやや左上に存在し、右下のほうが膨らんでいることから、右下を南東に向けて立っていたのかもしれませんね(樹木は、南側に膨らんで成長します)。
こちらは裏面。ポリッシュされていません。珪化木は世界中から採集されますが、一手間加えなければ、コレクション品としては成立しません。裏面を見るとよく解ります。
鉄分が漏れ出して固着している箇所があります。
裏面もなかなか面白い箇所があります。樹皮がそのまま固まったと思われる生々しい箇所。
茶色というより、もはや赤色。
こちら樹皮がそのまま保存されています。木のように見えますが、感触は石です。
それもカッチカチの石です。
100円玉との比較。コンパクトサイズなので、どこにも展示可能。高品位珪化木がどのようなものか知りたい方にぴったり。おすすめです。
価格:
商品ID:ot1128
時代:中生代三畳紀(2億5100万 -- 1億9500万年前)
産地:Madagascar
サイズ:10.5cm×9.5cm×厚2.8cm
商品説明:針葉樹の仲間、生きた化石と呼ばれるアラウカリアと思しき樹木の珪化木(ケイカボク)
この商品は売却済みです。
このウィンドウを閉じる