オランダ産のマンモスの臼歯の化石です。写真上下9cmです。
このマンモスの臼歯の化石の面白いところは、スライスされている点です。この写真と一つ前の写真をご覧ください。一見同じように見えて、模様が異なりますね?そうです、この写真は裏側になります。
マンモスの臼歯は構造上、当然ながら裏表があります。洗濯板のように見える臼歯の側が表で、裏は植物の根のような歯根になっているわけですが、本標本は、臼歯の部分をスライスしてきれいに磨いてあります。
表面は丁寧に磨かれています。
マンモスは草食動物です。上下にこの臼歯の構造があり、上下から植物をすりつぶすことで、咀嚼していました。我々人間と同じ哺乳類であるマンモスの歯は生え変わることがありません。マンモスの歯は使うごとに徐々に擦り切れていったと考えられています。一説によれば使い減りでダメになった時点で、その個体の営みの幕を閉じた、と言われます。それほどマンモスにとって歯は重要なものなのです。
巨大なマンモスの体を維持するためにはどれほどの量の草木が必要だったことでしょう。さすがに草食恐竜よりは少食だったと思うかもしれませんが、意外や意外、議論の余地がありそうです。ご興味のある方はコラム「大型な草食恐竜は1日どのくらいの草木を食べていたのか?」を御覧ください。
厚さ1.2cm。
窓付き高級ケースをおつけします。フタは釘で止めるタイプですので、怪我をされないように取り扱いにはお気をつけ下さい。
100円玉との比較。標本の大きさにふさわしい高級ケースをお入れしてお送りいたします。窓が付いていますので、箱から取り出さなくても鑑賞できます。室温管理には最適。
価格:
商品ID:ot1103
時代:新生代第四紀(260万年前 -- 現在)
産地:North Sea,Netherlands
サイズ:9cm×7cm×厚1.2cm 122g
商品説明:オランダ産状態良し!マンモスの臼歯のスライス化石。窓付き高級ケース付き。
この商品は売却済みです。
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