なんと・・・、ピンクを堪能できるマダガスカル産の珪化木のご紹介です。写真左下、右上にピンク色をご覧いただけます。
確かに鉄分が多く定着した場合には、赤色になることは少なくありません。今回はベースカラーはベージュで、そこに鉄分が薄く定着したため、その中間色であるピンクが現れたものと考えられます。
こちらは裏側。この標本は裏と表がはっきりと区別されています。
表面は非常にキメ細かくポリッシュされ、化石というよりインテリアと言った方が良い仕上げ。美しいピンク色が映える仕上がりです。
ピンクと言っても、オーナーを選ぶようなキツイ色ではありません。自然なパステルカラーで、桜色といったほうがいいかもしれません。
自然界にたくさんは存在しないが、希には存在する、自然な味わいのピンクです。
裏面と比較することで、表面の美しさ、仕事の丁寧さが分かります。
表面を丁寧にポリッシュすることで、発色が良くなり、珪化木本来の木目も強調されます。
外縁部が濃いのは、鉄分が外部から内部に向かって侵入したことを表しています。徐々に内側に浸透したものの、その流量は徐々に小さくなったことで、赤からピンクのグラデーションが形成されました。
ベースカラーは、しっかりしたベージュです。このベージュがキャンパスの役割を果たし、赤をより強調しています。
こちらの珪化木には年輪がありません。これは、木生シダといって古代に大発展をとげた木の種類であるためです。現世にも木生シダは存在しますが、年輪のある木とは比較にならないほど少数です。古生代から中生代初期にかけて、木生シダは植物の中心的存在で、石炭の源となったことでよく知られています。
100円玉との比較。日本人が好むとされるパステルカラーで構成されています。ナチュラルで優しい配色は普段から目にする場所に置くインテリアとしてもぴったりですね。
価格:
商品ID:ot1089
時代:中生代三畳紀(2億5100万 -- 1億9500万年前)
産地:Madagascar
サイズ:11.6cm×11.3cm×厚1cm
商品説明:なんと・・・希少色ピンクを堪能できる!珪化木(ケイカボク)
この商品は売却済みです。
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