ブラジル・セアラ州のサンタナフォーメーション産からは白亜紀の素晴らしい化石の数々が採集されます。良質の標本の多くは、ノジュールという産状を示すことで知られています。
生物は死に絶えると、軟体部からアンモニアが発生します。水中で死ぬと、周辺の炭酸カルシウムを取り込んで、表面を覆っていきます。これはノジュール生成の初期段階となります。周辺環境が忙しい、例えば、急流であるとか、死骸を他の生物に荒らされた場合は、ノジュールにはなりません。
写真をご覧ください。右が魚の頭部です。そのすぐ左から背骨が始まり、エラの構造が確認できます。アバラ骨もよく見えます。
眼球が入るアイソケット(眼窩底)も残っています。
背骨とアバラ骨の数々。これは1億年以上前の魚というのだから驚きですね。同時の魚は、現世の魚と同じグループである硬骨魚類(こうこつぎょるい)が発展をしていました。見た目がそれほど変わらないのも納得できます。
こちらは中腹から尾ビレにかけて。尾ビレは魚化石のなかで最も失われやすい部位の一つです。
いかがでしょうか。尾の繊維の構造まで残っています。
全形です。少し幅広の魚のようです。尾ビレまで残っている点は高評価ですね。
本体直線計測18cm。
もともとはこのような形をしていました。ハンマーで等で叩くと、最も弱い箇所、つまり、化石を挟んでいる部分で見事に割れるケースがあります。今回の標本もちょうど中央でスパッと割れてくれたようですね。
100円玉との比較。2つ合わせて5kgを超えるヘビー級の標本です。それぞれ状態がよく、尾びれまで確認できます。
価格:
商品ID:ot1085
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Ceara, Brazil
サイズ:本体直線距離18cm / 母岩含め全体28.5cm×13.8cm×厚10.7cm 5160g
商品説明:典型的ノジュール。形良し!ブラジル・セアラ州産の魚化石。平置きで最も安定します。
この商品は売却済みです。
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