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複屈折と遊色のコラボレーション。七色に光るカルサイト（方解石）天然結晶/Unknown 化石セブンスマホ専用サイト

虹色に光る、カルサイト（方解石）の天然結晶です。

まず、カルサイトの説明を。和名は方解石。炭酸カルシウムの組成を持ち、比重は２．７と比較的軽め。モース硬度は３ですから、鉱物のなかでは硬い方ではありません。通常は、虹色の干渉色を拝むことはできません。ところが本標本は写真のように、七色に光ります。

しかも一箇所だけではありません。こんなところにも。

標本の角度を傾けると、味わいの違う干渉色が出現します。

方解石は複屈折を起こすことで知られています。面によって異なる屈折を示すことから、方解石の先が二重に見えるのです。これは干渉色も例外ではなく、いったいどこがどう光っているのか、にわかに把握できません。これは同じ遊色することで知られるイリデッセンス（iridescence）アンモナイトの殻には見られない現象です。