恐竜と言えば、ティラノサウルスとトリケラトプス。この化石はトリケラトプスの歯化石です。
こちら、上部が平らになっていることがお分かりでしょうか?トリケラトプスの歯化石の特徴の一つです。草食動物であるトリケラトプスは、植物を咀嚼する際に、歯を上下から硬い植物を挟み、擦り切るように使っていました。そのため、歯冠の上部は徐々に平らになっていきます。
我々哺乳類と違い、草食恐竜はデンタルバッテリー構造を備えていたことです。歯茎の奥から次々と歯が現れます。磨耗した歯は抜け落ち、新しい歯と入れ替わるのです。
こちらは裏面。
波打つような構造があるのが分かるでしょうか?これもトリケラトプスの歯の構造の特徴の一つです。歯を上下からすり合わせるだけでなく、左右にもすり合わせる際に、より植物をキリやすくするための構造です。
歯冠の保存状態はご覧の通り、とても良好で、エナメル質による光沢が見られます。上部の平たい面は決して折れて欠損したくのではなく、なめらかになっていることがお分かりいただけるでしょうか。これが上述した上下すり合わせによる摩耗です。
下部のエナメル質が残っていない箇所は歯根と言って、歯茎の中に埋まっていた部分です。この歯の下から、新しい歯が次々に生まれてきました(デンタルバッテリー構造)。
より植物をカットしやすくする、波打構造。
トリケラトプスの歯の特徴をよく備えています。
100円玉とほぼ同サイズ。直線計測で2.5cmです。アベレージサイズかやや大きい。
価格:
商品ID:di966
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:米国ヘルクリーク累層
サイズ:直線計測2.5cm
商品説明:最期の角竜こと、巨大恐竜トリケラトプスの歯化石(Triceratops horridus)
この商品は売却済みです。
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