二本木コレクションです。一見、何の化石か分からないかもしれません。全体像を把握するのにちょっとしたこつが必要です。この標本には2つの生物が同居しています。
まず、こちらに模様を確認できるのは、白亜紀の笠形貝、ギガントカプルス・ギガンテウスです。直径12cm。
このギガントカプルスが張り付いているのは単なる母岩ではありません。
張り付いているのがお分かりいただけるでしょうか。
このギガントカプルスが張り付いているのは、なんと・・・・。
ひっくり返すと、なんと!!巨大な白亜紀の巻き貝イノセラムスの断片です。この標本自体は縦18cm、横13cmですが、この断片から全体を推測すると、おそらく縦40cm前後、横30cm前後に達すると考えられます。実に巨大なイノセラムスの断片です。
波打つ肋(ろく)がはっきりと確認できます。
こちらを表とすると・・・
こちらが側面。
そして、こちらが裏面です。裏面には冒頭で説明しましたギガントカプルス・ギガンテウスが居ます。このギガントカプルスは、イノセラムスに寄生していた可能性も考えられます。
実に巨大なイノセラムスの断片。
裏面にはこちらも巨大なギガントカプルスが居ます。
価格:
商品ID:an887
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:北海道 日本
サイズ:ギガントカプルス本体直径12cm イノセラムス縦18cm×横13cm 母岩含め全体18cm×13cm×7cm
商品説明:二本木コレクション。北海道産ギガントカプルス・ギガンティウス(イノセラスムの断片化石付)
Gigantocaplus giganteus
白亜紀カンパニアン期
天塩中川
掲載:「わたくしとアンモナイト」26ページ左下(掲載後、外岩削り表面研磨)
この商品は売却済みです。
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