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「幼生異種」が確認される、学術的価値の非常に高い二本木認定コレクション。/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


二本木認定コレクション。学術的に非常に価値ある標本です。


本標本は全体としてはユーパキディスカスであると考えられますが、中央付近は、アナパキディスカスの縫合線と推察される、という非常に不思議な標本です。これはアナパキディスカスとユーパキディスカスが交配し、当初の環境で、優勢DNAを持つ細胞(A)が増殖し幼体を成長させ、その後の餌や、水圧環境などにより、劣勢であったDNAを持つ細胞(B)が活性化して(B)の成長を続けた個体と考えることができます。


つまり、この標本の大変興味深い点は中心部の縫合線がアナパキディスカス的に変化している点です。中心部はアナパキディスカス、外殻はユーロパキディスカスという非常に珍しい標本です。異種幼生と呼ばれる標本ですが、これらの同定には、二本木氏をはじめ、他研究者が関わっているとのこと。研究としては、エゾサンショウウオ・ツメガエル・ヒトデなどの異種幼生の研究が報告されておりますが、生体の無いアンモでは、詳しい論文は無いかも知れない、とのこと。


その際、標本保護のため、石膏で固め、凹部を復元したそうです(現在は石膏部は除去済みです)。


開口部付近。非常に複雑で繊細なユーパキディスカスの縫合線。





この大変興味深いアンモナイトは、書籍「私のアンモナイト物語・録」において、60頁全面を独占して紹介されています。


学術的に価値が高く研究機関に寄贈することも考えられたそうですが、既に研究者による所見をいただけていることから、コレクションとして販売することを決断されたとのこと。


学術的価値とコレクション価値はまた異なるため、値付けが難しい標本ですが、大切にして頂ける方に託すのが一番と考え、リーズナブルなお値段をお付けしております。

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価格

商品ID:an836

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:北海道 日本

サイズ:直径12.8cm 755g

商品説明:「幼生異種」が確認される、学術的価値の非常に高い二本木認定コレクション。

この商品は売却済みです。

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