化石でありながらアートともいえそうな、アンモナイトのカット標本をご紹介します。直径は12.5センチ。目の覚めるようなコントラストです。
こちらは一つのアンモナイトをちょうど半分にカットして、化石化した気房の中身が見える標本です。浮力を担うアンモナイト内部小部屋が、このような美しい模様を見出します。
2枚が1セットです。2つを重ねるとぴったり合わさる、ペア標本です。
こちらの面がメインなのですが、実は、本標本裏側もすごいのです。
何と、グリーンや赤など、光の筋が!一部イリデッセンスありなのです。
もう1つの標本も遊色が見られます。さらに、縫合線も一部確認できます。一つの標本で、何倍も楽しめます。
隔壁の波模様はS字カーブして、気房を仕切っています。白いラインが際立っていますね。
殻表面に接するとことで折れ曲がる縫合線。ご覧のように複雑です。菊の葉に見えるこの縫合線模様にちなんで、アンモナイトは別名『菊石』ともよばれます。
スライス標本でここまで反対側が遊色するものも珍しいですね。というのも、通常ハーフカット標本は内部が見られる面を展示するのが常なので、裏側(殻表面)にイリデッセンスがあるというのはかなり贅沢で稀なのです。
このあたり殻が丸みを帯びています。なかなかの厚みを感じられると思いますが、ご推察の通り、しっかりとした厚みを有しています。2枚を合わせて殻口部を測ると、ちょうど3センチの厚みがありました。
左右対称ペアで横並べに飾ると、幅25センチのダイナミック標本に。本標本においては片方をイリデッセンスが見られる裏面にして展示しても、素敵です。
価格:
商品ID:an747
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径12.5cm 468g
商品説明:アンモナイトの中の構造が丸わかりのスライス標本です。
一部、メノウ化しており、コントラストの強いカラーが印象的な標本。
殻表面はイリデッセンスする点が本標本の特徴で、大変贅沢な秀逸標本です。
この商品は売却済みです。
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