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謎が謎を呼ぶ、なんでこうなった!?異常巻きアンモナイト「ノストセラス・マラガシエンス」/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


最もレアなアンモナイトの形といえば「異常巻き」です。今回ご紹介するのは、その異常巻きアンモナイトの一つ、ノストセラス・マラガシエンスです。


ヘビのように渦を巻いた形をしています。異常巻きアンモナイトはその奇怪な形から展示方法に困ることが多いのですが、このように母岩と一体化しているため、非常に安定して飾ることができます。


異常巻きアンモナイトは一般にアンモナイトの歴史のなかの最も後期、すなわち、白亜紀の終わり頃に現れたグループですが、本種もマーストリヒト期に生息したアンモナイトです。マーストリヒト期といえば、隕石衝突によって恐竜が絶滅し終焉する時代区分でもあります。


非常にアクロバチックなクリーニングが施されています。


裏から撮影。本標本は​マダガスカルで採れる種で、総じて、それほど大きなアンモナイトではありません。本標本は直線計測で6.5cm(もっとも長く計測できる箇所)です。母岩含め、最大部11cm。




このような形で、どのように泳いでいたのでしょう。なぜ、このような形に進化したのか、非常に興味深いところです。


属レベルでは、ノストラセスとなりますが、本属は​マダガスカルだけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど様々な地域から産出します。


ノストセラスの名前の由来が面白く、Nostos=反り返る、ceros=角なのだそうです。「自らに反り返ってくる角」という意味になります。形を見れば「なるほど・・・そのままじゃん」と呟いてしまいます。開口部に収まった軟体部の地殻に、自らの殻が迫っている、という何とも不思議な形をしています。本体としても、自分の殻が気になって仕方ないのではないでしょうか。


こちらが軟体部が収まる部分です。


進化が環境適応の結果だとするならば、いったい、どのような環境にフィットしたら、こうなるのでしょうか。そもそも環境に適応したのかどうか・・・。




660gとしっかりとした重量があります。



謎が謎を呼ぶ、独特の形で我々を魅了してやまない、その名も異常巻きのアンモナイトの一つ、ノストセラス・マラガシエンスのご紹介でした。

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価格

商品ID:an730

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:Madagascar

サイズ:アンモナイト本体直線距離6.5cm 母岩含め全体 11cm×7cm×高8cm

商品説明:謎が謎を呼ぶ、なんでこうなった!?異常巻きアンモナイト「ノストセラス・マラガシエンス」

この商品は売却済みです。

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