こちらは、あまりお目にかかれない、ネパール産のジュラ紀のアンモナイトです。ピッチに細かい肋(ろく)がよく保存されています。一部のネパール産のアンモナイトはヒンズー教徒によりシャリグラムと呼ばれ、神が具現化した姿として崇拝されているようです。
こちらは、ネガティブサイド(殻の内側)とポジティブサイド(殻の外側)が一対となった化石です。通常、一般的な化石はポジティブサイドのみですが、まれに、このように裏側が露出した化石も存在します。また、鈍い金属光沢を示しているのは、化石が黄鉄鉱化されているためです。これは死骸の一部が嫌気性のバクテリアによって分解され、生成した硫黄が周囲の鉄と結びついて黄鉄鉱を作り出し、殻の本来の成分と徐々に入れ替わった結果と考えられます。
こちらの標本はいわゆるノジュールです。ノジュールとは、化石の周りに堆積岩が固着し、丸いボールのようになった石塊のことです。内部の化石は外皮に守られ、良好な状態を維持していることが多いです。
こちらはネガティブサイド(内側が露出したもの)です。殻の内側が見えています。
一方で、こちらはポジティブサイドです。
両者はご覧のようにぴったりと合わさります。
一つあたりの直径は最大部で67ミリあります。2つ合わせて計測すると、ノジュールを含めて10センチ程度あります。
100円玉との比較。珍しいネパール産のジュラ紀のアンモナイトです。
価格:
商品ID:an2417
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Nepal
サイズ:直径6.7cm 母岩含め全体(ネガポジ合わせて)10cm×8.2cm×3.8cm
商品説明:ネガポジ両方揃ったノジュール標本、シャリグラムと呼ばれる、珍しいネパール産の黄鉄鉱化アンモナイト(Ammonite)
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