こちらはマダガスカル産の遊色アンモナイト、クレオニセラスです。ご覧のように、光があたると、赤色を呈します。
両面ともに赤色を呈する、このアンモナイト、このようにキラキラと光る理由をご存知でしょうか。詳しくはコラム”光るアンモナイトはなぜ「光る」のか?”を御覧ください。
このような現象を遊色(ゆうしょく)と言います。遊色は、アンモナイトの殻に限らず、物質表面が光を反射・屈折することによって生じる色の変化のことを指します。光が異なる屈折率の面を通過するときによく発生します。虹や水面に浮かぶオイルなど、美しい虹色を見ることができますね。あれこそがまさに遊色です。アンモナイトの殻の表層にも異なる屈折率を持つ遊色層が存在し、ご覧のように特定の色だけを反射することがあります。
アンモナイトの殻にはもともと遊色層が存在していたと考えられています。ところが、長い堆積期間の間に方解石に変化するなどして、その層は失われることが大半です。まれに、このように遊色層が変質も欠損もせずに保存される場合があり、数千万年経過しても、ご覧のように美しく輝き続けています。
側面から撮影。
100円玉との比較。マダガスカル産の遊色アンモナイト、クレオニセラスです。
直径最大部36ミリ。遊色アンモナイトの輝きとはどんなものか、一度、この目で見てみたい、という方におすすめいたします。ようこそ、遊色アンモナイトの世界へ。
価格:
商品ID:an2415
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径3.6cm 厚1cm
商品説明:1億年前から輝き続ける、ナチュラルアート!マダガスカル産の赤い遊色を放つアンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)
この商品は売却済みです。
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