こちらは米国産のアンモナイト、ディスコスカフィテスのハーフカット標本です。名前の通り、半分にカットして表面を研磨したものです。アンモナイトの内部は小部屋に分かれていますが、その様子がよく分かります。ハーフカットスタイルは、伝統的な鑑賞方法です。
外側の部屋は堆積物で埋まっていますが、その他は特徴的な太い隔壁で仕切られています。隔壁とは小部屋を分ける壁のことです。明瞭な白いラインをご覧いただけるでしょうか。
小部屋に海水や空気を出し入れすることで浮力を調節できたという説があります。頭足類の殻の内部についてはコラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」を御覧ください。
マダガスカルやモロッコ産のハーフカット標本は多くありますが、サウスダコタ州のディスコスカフィテスのハーフカットはやや珍しいかもしれませんね。
特徴的な密巻きの殻。明瞭なラインもまたユニークです。
こちらが断面です。
直径最大部56ミリ。
100円玉との比較。ハーフカット標本がお好きでコレクションされている方に、ぜひご検討いただきたい標本です。
価格:¥2,900
商品ID:an2375
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:South Dakota, U.S.A.
サイズ:直径5.6cm 厚1.3cm
商品説明:サービスプライス!米国サウスダコタ州産のアンモナイト、ディスコスカフィテス(Discoscaphities)のハーフカット標本
このウィンドウを閉じる