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ヨーロッパで人気の高いアンモナイトのスライスカットペア標本/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


人気のハーフカットアンモナイトをご紹介します。アンモナイトの中心を包丁ですぱっと切ったかのような構造です。


実際には包丁で切ることはできませんので、機械的に切断した後、表面を時間を掛けて丁寧に研磨したものです。


裏面です。こちらの透明展示用のスタンドも一緒にお届けします。いい角度で展示できるよう、スタンド幅が調節可能です。


ハーフカットタイプのアンモナイトを含め、マダガスカル産のアンモナイトはヨーロッパで大変人気があります。その化石コレクションとしてはもちろん、調度品としても高い人気を誇り、富裕層に好まれています。マダガスカルは1897年からおよそ60年間、フランスの植民地でした。その関係もあって、多くの化石がヨーロッパに輸出されてきた、という経緯があります。


もともとは一つのアンモナイトですからぴったりと合わさります。


種類はドゥビレイセラス。中央の黄色っぽい部分は珪酸塩鉱物がメノウ化したり、空洞になっています。アンモナイトの構造としては、本来この部分は空洞でした。堆積時に珪酸塩鉱物を含む水溶液などが流入し固まったのです。黒い部分はアンモナイトの殻の骨格が別の鉱物によって置換された部分です。


ついつい合わせてしまう・・・。ぴったりだから、合わせると気持ち良いです。


ほら、ぴったりです。


少しずらしてみたりして・・・。


この標本の注目ポイントは、アンモナイトの外縁にある薄茶色の線です。これを連室細管と言います。連室細管とは、アンモナイトの殻の内部にある部屋を貫いている管で、殻の内部にガスや海水を出し入れするのに役立っていたと考えられています。


外縁をずっと通っていることがわかりますね。ちなみに生きた化石として有名なオウムガイの連室細管は部屋の真ん中を通っています。アンモナイトとオウムガイを見分ける重要なポイントの一つです。詳しくはコラム「化石からアンモナイトとオウムガイを見分ける方法」を御覧ください。


空洞になっている部分にご注目下さい。外から徐々に埋められていった様子が分かりますね。穴が空いたのではなく、もともと穴だった部分が徐々に埋まっていったのです。


アンモナイトは写真中央の収束部分(ヘソと言います)から外に成長していきました。もっと外側に軟体部が棲む部屋があります。ヤドカリなどとは違い、殻と軟体部は固定されており、一生同じ殻で暮らします。アンモナイトの構造については、コラム「アンモナイトの内部はどうなっていたか?」を御覧ください。




もっと外側の部屋の部分。




100円玉との比較。メノウ化した部分(薄肌色)と本来の骨格の部分(こげ茶色)のコントラストがとても美しい標本です。


連室細管をはっきりと観察できる点も見逃せません。調度品としてヨーロッパで人気の高いアンモナイトのハーフカット標本です。

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価格

商品ID:an1152

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:Madagascar

サイズ:直径9.7cm 厚4.3cm 396g

商品説明:ヨーロッパで人気の高いアンモナイトのスライスカットペア標本。アンモナイトの種類はドゥビレイセラスです。

この商品は売却済みです。

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