オウムガイ化石を真ん中でスライスカットした、構造丸わかりの化石が登場しました。
こちらが裏側です。直径8センチに対し、厚みが5.3センチある、ボリューム感ある標本です。
手と比較すると、いかに存在感があるかがわかります。
二枚を合わせた断面です。元は一つのオウムガイですから、ご覧のようにぴたっと合わさります。最も厚みのある箇所で5.3センチあります。
オウムガイの中の断面です。形が似ていることからアンモナイトと混同されがちなオウムガイですが、隔壁(かくへき)とよばれる中を仕切る曲線を見れば、見分け方は一目瞭然です。隔壁がアンモナイトの出口に対してへこんでいる(アルファベット「C」の字になっている)のがオウムガイです。一方、隔壁が出口に対して膨らんでいるのがアンモナイトです。オウムガイとアンモナイトの違いについて詳しくは化石から「アンモナイトとオウムガイを見分ける方法」をご覧ください。
もう一つ、オウムガイとアンモナイトの違いで分かりやすいのは、隔壁を中央に貫いている連結細管とよばれる位置にあります。オウムガイはご覧のように連結細管がほぼ真ん中を通っていますが、アンモナイトは管の外側の縁に近いところを通ります。
本標本では、真っ二つにスライスしていますので、連結細管がきれいに見ることができます。
こちらです。連結細管は有機質の管で、浮力の調整をする役割を担っていました。
二枚で一組の嬉しいセット標本、オウムガイの中身をじっくり観察してみてください。
価格:
商品ID:an1091
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径8cm
商品説明:厚みがすごい!中身丸わかりのオウムガイのスライスペア標本
この商品は売却済みです。
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