珍しい古代のマッコウクジラの歯の化石(Physeteridae Sperm Whale) 化石 販売

非常に珍しい、古代のマッコウクジラの歯の化石です。米国東海岸に位置するバージニア州ヨークタンフォーメーションから産出した歯化石です。

マッコウクジラは歯を持つ現生の動物の中では、世界最大の動物です。鮮新世（500万年前-258万年前）の世界でも最大級の動物の一つであったことでしょう。

クジラといえばシロナガスクジラのように、歯を持たず、海水とともにプランクトンを捕食する、比較的おとなしい動物のイメージがありますが、マッコウクジラは違います。マッコウクジラの主食はイカや深海魚のため、このような鋭く巨大な歯を有しています。古代のクジラの仲間であるバシロサウルスも、現生のクジラのイメージを覆す形状と食性を持っていました。

本標本は、おそらく最大級のマッコウクジラではなく、まだ大人になっていない個体の歯だと考えられます。成体の歯であれば、１ｋｇを超える歯（現生のマッコウクジラ）もあるようです。

トップチップの部分にはエナメル層が残り、それ以外は剥がれている状態です。本標本は20年以上前に掘り出されたもので、非常に古いものですが、古代マッコウクジラの歯化石は、マーケットに出現する頻度は少なく、レアアイテムと言えます。